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水上村の観光地 市房山編

2023年10月23日

市房山

市房山
 市房山は九州中央山地国定公園の最南端に位置する霊峰で、標高は1,721mと県下第2位の高峰です。昔から地元の人には“お嶽さん”と呼ばれ、信仰の山として親しまれています。
 4合目には市房山神宮があり、登山口から神社までの山道には、樹齢1000年とも言われる老林が林立しています。これが市房大杉(市房千年杉)です。皇位にも献上されたこれらの杉は、まさに圧巻の一言。
6合目辺りの場所を、その形から“馬の背”と呼んでいます。最後の水飲み場となっていましたが、現在は水が出ません。
そして頂上。そこから少し歩いたところに世にも珍しい橋があります。“心見の橋”と呼ばれる目も眩むような高さにある岩の裂け目に大きな石が挟まって出来たその橋は、善男善女しか渡れないと昔から伝えられています。なぜそのような所に石が挟まったのか、自然のいたずらか、市房山神の仕業か、それは今も謎のままです。
山頂からは、東に日向灘、南西に雲仙、北に阿蘇五岳、南に霧島連山を望みその眺望は絶景です。春(5月初旬)には、県の天然記念物のツクシアケボノツツジが山肌をピンクに染めるほど花を咲かせます。夏は冷涼な原生林の緑、秋には原色の紅葉、そして冬には樹氷、雪化粧と四季折々に山は装いを変えていきます。

市房山神宮

市房山神宮
霊峰市房山の四合目に鎮座する市房山神宮。縁結びの神様として知られており、参拝すると良縁に巡り合えるとされています。
大同2年(807年)、球磨郡久米の城主・市房という人が猟をしていた時、奇石を発見したときからそこを霊地として霧島の神霊を勧請し建立したのが市房神宮の起こりです。縁結びの神としてだけでなく、武運長久の神としても知られています。なお、奉られているのは、次の6柱(人)です。

夫婦 ヒコホデミノミコト(ヤマサチヒコノミコト)
  アダカアシツヒメノミコト(コノハナサクヤヒメノミコト)
夫婦 ニニギノミコト
  トヨタマヒメノミコト
兄弟 ホアカリノミコト
  ホソソリノミコト

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