森の力がこころと身体を癒す
2023年10月24日
森に足を踏み入れると、一面に緑が覆い、木々や土が香り、森に息づく
いのちや力を感じることができます。そして、その力は私たちを癒し、リラックスさせてくれます。
森林のもつこれらの効果は、これまでも「森林浴」として親しまれてきました。しかし、その効果については感覚的に語られてきたにすぎません。
一方で、現代社会を見わたすと生活習慣病やメンタルヘルス(心の健康)不全が大きな問題になっており、心や身体の健康への関心が高まるにつれ、森林浴のニーズも、ただ漫然と「気持ちがいいから」というものから、「健康になりたい」「ストレスを解消する方法を知りたい」という積極的なものになってきました。
そこで、この「森林浴」の癒し効果を科学的に解明し、「ココロとカラダの健康づくり」に活かそうという試みが「森林浴」から一歩進んだ「森林セラピー」なのです。
≪森林セラピー総合サイト≫
http://www.fo-society.jp/
森林セラピー基地みずかみ
水上村は、熊本県の県南。村域の大部分が九州中央山地に位置し、霊峰・市房山、江代山、白鳥山、高塚山、三方山などの山々が、村域を包みこむように村境をめぐって連なりそびえたった場所にあり、日本三大急流球磨川の源流も、この自然林のなかでこつ然と湧き出し産声をあげています。
森林セラピー基地・ロードの拠点となる市房山(1,721m)は標高が熊本県下で第2位の高さを誇っており、九州中央山地国定公園に属しています。そのため、手つかずの照葉樹林の原生林が今もなお多く残っていています。
四合目の市房山神宮までの参道には、樹齢千年ともいわれる大杉が数十本そそりたっていて、中でも幹回りが10mをこえる千年杉の姿は圧巻で、登山する人々を魅了しています。