水上村の観光地
2012年06月19日
穴手尾の滝
五木村に通ずる林道白蔵線の沿線にあり、高さ約20mから直接落下しています。春の新緑、秋の紅葉時期には素晴らしい景観を楽しむことができます。冬場は雪や道路凍結のため注意が必要です。
球磨川水源
日本三大急流のひとつ“球磨川”は、ここ水上村で産声を上げます。苔むした岩と岩との間から、まるで生き物が誕生するかのように、元気よく湧き出しています。“水上”の名は、この村が球磨川の最も上流にあることから名づけられたとも言われています。
源流に行くまでは、とにかく遠いです。まず、古屋敷地区を過ぎ球磨川沿いの村道から林道白蔵線を経て、峠付近から林道梅木鶴線へ。8kmほど行くと源流橋(駐車場)があり、そこから20分ほどで小高い稜線にたどり着きます。そこは松を中心とした原生林。そこを一気に下り、2本杉のある川沿いを右に登り、沢を渡ります。更に左岸側を1時間ほど登ると、原生林、石灰岩の岩肌も姿を現してきます。そこを更に登ると水源です。
滝を従えコンコンと湧き出る神秘の水。驚きと感動の世界です。夏は知る人ぞ知るヤマメ釣りの絶好地。気合を入れてから産声拝見に挑戦して下さい。
湯山温泉
有史以前から自然湧出していると言われる湯山温泉は、弱アルカリ性単純硫黄泉で、とろりと肌に絡みつく柔らかな湯質が別名「美人の湯」として女性客に人気を博しています。
温泉の効能は神経痛、筋肉痛はもちろんのこと、慢性消化器病、糖尿病、慢性婦人病にも有効とされています。又、昔から皮膚病に特に効果があるとされています。
湯山の各所に湯山温泉を利用した旅館、民宿があり、もとゆの森では足湯にも入れます。また、平成4年には村営(第3セクター)の温泉施設「元湯」もオープンし、素朴な旅情と山菜料理が観光客に人気です。
市房ダムと一万本桜
“桜の里”と呼ばれる水上村。市房ダム湖の周囲13kmにわたって、ソメイヨシノなどが植栽されています。毎年3月中旬から4月上旬にかけて、可憐な花を咲かせる桜は見ごたえ十分です。
石倉交流施設
昭和初期、湯山に米倉庫として建設、利用されてきた石造りの倉庫を景観を活かすため、従来の石積みをそのまま活用し「石倉交流施設」として整備、維持しながらグリーンツーリズム等の情報発信の拠点と都市住民との交流や地域住民が楽しめる場所として整備されました。